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Irreplaceable Pyxis

by LITCHI

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1.
誰かの声明を 妄言だって嘯いた 管制塔の大鷲は 虎視眈々と待っていた 最底辺の抗争は 僕を人にしてくれた ああもうどうでもいいよ命なんてさ その言葉に意味は無い 意味は無いな 寵愛が欲しいんだろう フラスコが満ちるまで がらんどうの精神が お前の愛を否定して壊して喰らい尽くしてしまうから まだ僕に触らないでいて こんな人生は 虚妄じゃないか 騙して奪って終わりにしてしまえよ さよなら いつかあの世で会うまで 嘆きの壁で 零した遺言が 君を呪うか? 僕を呪うか? マリアの最奥に 潜める覚醒者 その選択でさえ奴のせいなんだ 欲しい物は何も無い 何も無いな せめて上手く踊ってよ ステージが崩れるまで 未遂行の契約が お前の善意を透かしてぼかして切り刻んでしまうから 今聖櫃に火を点けて なんて滑稽な アポカリプスだ 尽くしてあやして磔にしちゃえば 幸せな夢を見ていれるのに 誰一人許しはしない 僕の中の悪魔を 黙示を 哀れな傀儡を 二面性が証明した 僕らに縫い付けられた悪の糸が この両の手を動かしている 形而上でしか理解不能の理に世界が縋ったって がらんどうで 不完全な精神が お前の愛を否定して壊して喰らい尽くしてしまうから まだ僕に触らないでいて こんな人生は 虚妄じゃないか  騙して奪って終わりにしてしまえば 君ももう捕食する側さ さよなら いつかあの世で会うまで
2.
華美の評論 黄金律の形骸 褪せる終焉 嘆息のユリイカ 主の使い達は人間に何を期待している? 感覚を売って 影を踏み合って 羽根を移植して 天変地異を待つ 突き刺さった杭には気づいていないまま ここじゃないどこかを夢見たままでずっと 機械は腐っていくのなら この左目に光背はもう必要ない ちゃちな存在証明も 芽吹く情動も 噛み殺して微笑おうぜ 見えない魂魄さえ縛り付けて 不自由を手に入れたいのさ あいつの救世も 僕の零落も こんな世界じゃ価値などない 憂い一つ無い静寂の果てで 全てを無に帰したいから さあ感情の先へ 叫ぶ雷鳴 巨人たちの競争 消える歓声 無人のトロイア 主の使い達は天上で何を思っている? 敵を作って 血反吐を垂らして 呪い増やして さあ次の夢へ 踏み潰した生活の数も知らぬまま 今じゃないいつかに縋ったままでずっと 機械は壊れてゆくのなら この右目に信仰はもう必要ない 代わり映えしない啓発も 厚顔な理想論も 噛み殺して微笑おうぜ 冴えない心臓を染める色も 誰かに決めて欲しいのさ あいつの洗脳も 僕の蒙昧も こんな世界じゃ意味などない 永久に続いていく円環の外で 重力を手放したいから その天啓が導くまま 望むほどに遠く離れていくなら 何者にもなりたくないよな こんな人生レースは 一抜けしようか 鍵はタンスの中に閉まっておくから 後はもうご自由に ちゃちな存在証明も 芽吹く情動も 噛み殺して微笑おうぜ 見えない魂魄さえ縛り付けて 不自由を手に入れたいのさ あいつの救世も 僕の零落も こんな世界じゃ価値などない 憂い一つ無い静寂の果てで 全てを無に帰したいから さあ感情の先へ
3.
変容 03:02
謳歌したいんだ 霊性器官に映った世界を 瘴気に満ちた境界の上 一人虚無に縋っていた 興味ないんだ 実像の無い人形の声には どんな機械さえ 深淵に潜んだ命は捉えられない 変容を待っている 安寧を壊している 遍く排すため 浮世の痛みを 許せないでいた 醜悪な心臓も 得てして空虚さ ただちに注げよ 洒脱なフィクションを 死んだような どうしようもない感覚に沈んで 今日もそうだ 曖昧な幻肢で霧中を掴んでいる こんな生に 延命の価値など生まれやしないが 原始の脳は 生存の悪魔に魅入られているんだ 変容を待っている 安寧を壊している 遍く排すため 浮世の痛みを 許せないでいた 醜悪な心臓も 得てして空虚さ ただちに注げよ 洒脱なフィクションを 終末のラッパが響いた 繭の中 残留思念は世界へと漏れ出した その正体は現実の様な夢 ずっと隠してきた 人格の形骸を 元に戻したら 愛を歌えるかな これ以上生きていく道理も無いが その手は僕らを離さない 変容を待っている 安寧を壊している 遍く排すため 浮世の痛みを 許せないでいた 醜悪な心臓も 得てして空虚さ ただちに注げよ 洒脱なフィクションを 変容を待っている
4.
君を喰らい尽くしてしまう前に別れの宣誓を 僅かな憐憫さえ消えて無くなるように しょっぱいスナックを貪ったら 次は甘ったるいアイスが欲しくなる 空腹満たすほど 僕の脳漿は干上がった 何度大層な賛辞を頂戴しても 僕は見えていないようで虚しくなる 充血止まらない僕の眼球は干上がって 色を失った 愛してるなんて言葉じゃ足りない モンスターは今日も一人きり 聖人達を前に涎を垂らしている 君を喰らい尽くしてしまう前に僕のこの手を 動かせない様にきつく拘束してよ 君を喰らい尽くしてしまう前に別れの宣誓を 僅かな憐憫さえ消えて無くなる様に 36.5℃の被験者も 耐性が付くほど鈍感になっていく 快楽の対価に離脱症状が根を張って こんな「会いたい」という無機質な言葉も どうも生臭くて悪心がこみ上げる 善性の対価を一つさえ返せやしないまま 利息は積み上がる 献身的な行為じゃ足りない 最低な堕天のクロニクル 清廉な顔をして大淫婦を拝んでいる 君を喰らい尽くしてしまう前に僕のこの口を 開けられない様にきつく縫い付けてよ 君を喰らい尽くしてしまう前に別れの宣誓を 僅かな憐憫さえ消えて無くなる様に 違う 違う それは私じゃない 違う 違う そいつは僕じゃない いない いない あなたはどこにいるの 答えてよ 愛してるなんて言葉じゃ足りない モンスターは今日も一人きり 誰かを真に愛せる瞬間を祈っている 君を喰らい尽くしてしまう前に僕のこの手を 動かせない様にきつく拘束してよ 君を喰らい尽くしてしまう前に別れの宣誓を 愛されているだなんて勘違いしない様に 違う 違う それは私じゃない 違う 違う そいつは僕じゃない いない いない 誰もわかっていない 僕らは互いに喰らい合っている事
5.
色のない天蓋の下 積まれた贄を数えて 汚れなき骸は 豊穣さの基点を知る 繋がれない瞬間を淘汰して 世界を糖蜜で満たしていくんだ 最低な記憶を奪って欲しいのだろう 壊れないように 声が聞こえたんだ ただ聞こえたんだ この目が視力を否定してしまうほどに 闇に覆われた彼らの祈りに呼応して 誰が啓いたんだ それを啓いたんだ この手は虚構しか掴めやしないのに 虹彩の濁った色は 偽救世主の様 仮初の永遠を 求めて縋った 張りぼてのユートピア 僕らで終末を 観測してやるのさ ホルマリンに浸かったまま 救えた苦悩の数だけ 許されるとしても こんな不甲斐ない両の腕じゃ 自分を罰するための痛みすら 抱えられない 僕は救いたいんだ 君を救いたいんだ 全てが自分のためだとしたって その理想には生者の血が通っているんだ きっとわかんないんだ 誰もわかんないんだ 回路を焦がしていく感傷の忘れ方を 壊れないように 声が聞こえたんだ ただ聞こえたんだ この目が視力を否定してしまうほどに 闇に覆われた彼らの祈りに呼応して 誰が啓いたんだ それを啓いたんだ この手は虚構しか掴めやしないのに 瞳孔のくすんだ色が お前を指した色だ きっとわかんないんだ 誰もわかんないんだ どこから来てどこへ行くのかも だから導くのさ 偽救世主として
6.
幻術 03:51
物語の続きはどうも 未だ白紙のままみたいだね 私以外に書けやしないし 知り得ることすらないな 時空の紐が無数にあるとしたって きっとあなたの選択も同じだろう フラスコを満たすのは 他でもない私だから 解けない魔法であるのをただ甘受して 喜劇を踊って 癒えない記憶の目覚めをただ こうやってずっと待ち続けているから 君が座した不朽の縁に 私は立ち入れやしないけど この瞳にその世界は 等しく虚像を排して映ることだろう 譲れない物なんて一つもないよ 惑わされたまま生きてる方が辛いだろう いつかのあいつと約束をしよう どうかこの涙は再会する日までとっておくから 消えない願いを祈るだけの私を あなたは叱るかい? でもね 夢幻の様なあの日々は ここに確かに生きてるよ 解けない魔法であるのをただ甘受して 喜劇を踊って 癒えない記憶の目覚めをただ いつまでもずっと
7.
音のない歌を食べて膨らんだ この頭蓋に宿れる命が 天使になる日が来る前に 時計の針が止まるなら 耳を塞いで 枢機さえも機能してはいられない 言葉の洪水で 種は芽吹いた 破綻を予言して 「君は聞いた 私の声を 止まぬ空腹と 果てぬ信仰を」 悲劇なんて演じたくは無いんだ さあ祈りを聞かせて 何気なく君が見せた優しさが 僕の変容を加速させるから 成形できてないこの愛は 見せられないの 織り成されることしか能がない 永久に増幅するハルモニアで 善も悪も優劣も生き死にも かき消されてしまうなら 耳を塞いで レンズ越しの神が 審議を下すのなら 讃美の音色は どうして奈落に響いている? 水面に揺れた 悪魔が囁く 「もう理想郷は現世には無い」 絶え間なく色を変えるプネウマに揺られ 妄執の繭が裂けても 聖者を貪るこの日々は ただ続くだけ この身が真実の陽に灼かれても いつか輪唱した君との歌が 幼稚な愛で模した箱の中 鳴り止む事がないなら 明日もまた生きていけるから
8.
高貴な星が 未来の僕を映しているなんて フィクションだって信じていたんだ 無垢なまま 何も知らないでいたいなんて 僕の理解を越えてるみたいだ きっと世界の終わりに 誰も気づけやしないだろう あっけないよな 愛が何であるかも 僕ら通じ合えたかどうかも 心の臓が絶える 最期の時まで知りえないけど 愛すべき無知が この無能が 神様がくれた贈り物さ 恋したこと 不用意に傷つけたこと その中心はいつも君だった 蝶の様な 些細なことが僕の頭を蝕んでいたな 罰が何であるかも 僕ら許し合えたかどうかも 信号が途絶える 最期の時まで知りえないけど 愛すべき無知が この無能が 神様がくれた贈り物さ 震えながら眠った夜は 誰のせい? 恐怖は予言がもたらす 称え合った血肉は一つになれないとしたって 正解の出ないミラージュの海は 温かいままで 愛が何であるかも 僕ら通じ合えたかどうかも 心の臓が絶える 最期の時まで知りえないけど 愛すべき無知が この無能が 神様がくれた贈り物さ いつか君と 巡り会えたら 伝えなきゃな 「愛しているよ」って

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released December 30, 2018

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